指定難病でも安心して楽しめた!〜ディズニーランドでの特定医療費受給者証とDAS活用体験談〜

子連れおでかけ

指定難病を抱えているけどディズニーランドは楽しめるの?特定医療費受給者証でどんなサービスが受けられるの?と不安に思っている方は多くいるのではないでしょうか。

私たちは今回、指定難病を抱える夫と3人の息子、家族5人でディズニーランドを訪れました。
特定医療費受給者証を活用し、DAS(ディスアビリティ・アクセス・サービス)を利用することで、長時間の待ち時間を避けながら、アトラクションやショー、キャラクターグリーティングを存分に満喫し、家族全員大満足のディズニー旅行になりました。
この記事では、ディズニーランドでのDASの登録方法や利用の流れ、実際にどのように過ごしたかについて詳しくご紹介します。
指定難病をお持ちでディズニーをどう楽しんだらいいのか、どんなサービスが受けられるのか不安に思っている方の参考にしていただけたら嬉しいです。

次の日に訪れたディズニーシーについては以下記事をご覧ください!!

1.指定難病でディズニーを楽しむために準備したこと

障がいのある方向けチケットの購入

ディズニーランドには通常のチケットとは別に、障がいのある方向けの割引チケットがあります。対象となる証明書の一つに「障害福祉サービス利用のための各種受給者証」という項目があり、指定難病患者に交付される特定医療費受給者証も該当します。

チケットは公式アプリから簡単に購入することができ、対象者1名と同伴者1名が利用可能です。
私たちは夫婦2人分をこのチケットで、子どもの分は通常チケットで前夜に購入しました。アプリからの予約操作もスムーズで、直前でも問題なく手続きできました。

ただし、ネットで調べた際に「対象外だった」という情報も見かけたため、少し不安を抱えながら当日を迎えることに。不安がある方は、事前に公式サイトのチャットサポートや問い合わせ窓口で確認しておくと、安心して準備が進められます。

大まかなスケジュールの作成

効率よく楽しむために当日の大まかなスケジュールを家族で話し合い、次の3つを事前に決めました。

1.入園と退園の時間の目安

指定難病の夫の体調と1歳の下の子の体力を考え、入園は9時頃で、退園は早めの17時半頃に設定。無理のない計画で体調優先で楽しむことを心がけました。

2.アトラクションやショーの優先順位

家族全員の『これははずせない!」という意見をリストアップし、乗りたいアトラクションや見たいショーの優先順位を決定

特に朝イチの行動をスムーズにするため、最初に向かう場所をしっかり決めておきました。

3.昼食と夕食の候補

ディズニーランドには魅力的なレストランや食べ物がいっぱい!事前に食べたいメニューやお店を話し合いました。混雑を避けてゆっくりと食事をとれるように、昼食は10時半頃、夕食は16時半頃と、少し早めの時間に設定。食事をスムーズに楽しむことができました。

プライオリティ・シーティングの予約

ディズニーランドのレストランには「プライオリティ・シーティング」という便利なレストラン予約システムがあります。対象店舗では、訪問日の1か月前から座席の予約が可能です。時間と人数を事前に予約しておけば、当日その時間にお店へ行くだけで優先的に席へ案内してもらえる、とても嬉しいサービスです。

私たちは1日遊んで疲れていそうな夕方の食事タイムをゆっくり過ごせるように、アプリで事前予約をしておきました。おかげで、席の心配をすることなくリラックスして食事を楽しめ、1日のプランもスムーズに組み立てられました。特に混雑しやすい時間帯や人気レストランを利用する場合は、早めの予約が断然おすすめです!楽しい1日をさらに充実させるためぜひ活用してみてください。

YouTubeを見る

数年ぶりのディズニーランド訪問だったので、事前にYouTubeでたくさんのディズニーランド関連の動画を見ました。最新のアトラクション情報や隠れた楽しみ方を学べただけでなく、動画を見ているうちに気分もどんどん盛り上がり、訪れる日が待ち遠しくなりました!

動画で予習した知識を活用することで、当日の計画をスムーズに立てることができ、充実した時間を過ごせるのでおすすめです。

当日のDAS利用の流れを知りたかったので、実際にDASを利用した方の動画もいくつか見ておきました。隙間時間にちょっと検索して、お気に入りの情報を探してみてください。きっと旅がもっと楽しくなりますよ!

2.特定医療費受給者証での入場の仕方

当日入場口で障がいのある方向けチケットのQRコードをかざすと、入り口のキャストに証明書の提示を求められます。
コピーは不可なので、必ず受給者証の原本を持参して提示してください。確認が済むと、すぐに入場できたので、時間もかかりませんでした。

3.DASの登録と利用

DAS(ディスアビリティ・アクセス・サービス)とは

ディズニーリゾートでは、長時間列で待つことが難しいゲスト向けに、DAS(ディスアビリティ・アクセス・サービス)という特別なサポートサービスを提供しています。このサービスを利用すると、アトラクションの待ち時間を別の場所で過ごし、指定の時間に戻ると優先的に案内してもらえます。
今回は、このサービスに登録し、効率よくパークを楽しむ工夫をしました。DASの詳細についてはディズニー公式サイトをご覧ください。

DASの登録とアトラクションの利用方法

DASを利用するには初回のみアトラクションの入り口での登録が必要です。利用したいアトラクションの入り口でDASを利用したいことをキャストに伝えると登録手続きをしてもらうことができます。
登録に必要なのは特定医療費受給者証の原本とチケットです。顔写真も登録するため、必ず本人が行く必要があるので注意してください。
登録が済んだら、そのままアトラクションの利用受付をします。アトラクションの注意事項を聞き、利用可能であればグループ全員のチケットを登録します。戻ってくる時間を教えてもらい、受付は完了です。受付後は他のアトラクションやグリーティングの利用は禁止されていますが、買い物や食事、一部のショーは鑑賞することができました。時間が来たらアトラクションの入り口に戻り、キャストに声をかけると優先レーンから利用することができます。

初めてのDAS登録と利用体験

グリーディング施設で初めてのDASを利用しました。登録を申し出ると、まず特定医療費受給者証の提示を求められ、確認後にDASの説明と注意事項を聞きました。その後顔写真を撮影して登録完了。手続き全体で10分もかからずとてもスムーズでした。そのまま利用の受付も行いましたが、こちらもわずか5分ほど。待ち時間が30分の施設で、登録と説明に要した時間を差し引いて利用時間を設定してもらえたので、実際に待った時間は15分ほどでした。私たちは公式アプリでチケットを管理しており、アトラクションでDAS登録をするとDASのパスもアプリ上に表示され、戻り時間も簡単に確認できるので便利でした。

DASを利用することで待ち時間を別の場所で過ごせるようになり、体力の消耗を大幅に抑えられました。アトラクションの列で立って待つ代わりに、ゆっくり座って休憩や食事ができたため、1日を通して体調を崩すことなく楽しめました。

ただし、DASの利用手続きにはアトラクションの詳細な説明が必要なためか、対応できるキャストさんが決まっているようでした。どのキャストがDAS対応可能なのか見た目には分かりづらかったので声をかけても「こちらではなく、向こうのキャストにお願いします」と案内されることも多く、少し不便に感じました。とはいえ、サービスの内容を考えると、多少の時間や手間がかかるのは仕方ないとも思います。

DASを活用した当日のスケジュール

以下は、DASやプライオリティ・シーティング等を活用して過ごした1日のおおまかな流れです。

  • 9:00 入園。「プーさんのハニーハント」乗車
  • 9:30 「ミニーのスタイルスタジオ」でDAS登録(10分で完了)
       待ち時間にトイレ休憩
  • 10:30 「美女と野獣」でDAS利用
  • 11:00 モバイル・オーダーで昼食。混雑を避けて快適。
  • 13:00 「ベイマックス」でDAS利用
  • 14:00 ショー鑑賞で休憩。
  • 14:30 お土産購入
  • 16:50 プライオリティ・シーティングで夕食
  • 17:40 体力優先で早めの退園

4.DAS利用の他に活用した快適に過ごす方法

モバイル・オーダーの活用

レストランを優先的に利用する方法にはプライオリティ・シーティングがありますが、モバイル・オーダーもとても便利でした。
入園後にアプリで対象レストランの利用時間とメニューを指定して予約しておくと優先的に商品を受け取ることができるサービスです。入店待ちや注文待ちの列ができていても、事前にモバイル・オーダーをしておけば並んで待つことはなく、すぐに料理を受け取ることができました。混んでいる時間帯は、席の確保に時間がかかるので先に席を確保する工夫も必要です。

とりあえず予約をしておけば時間になって注文を確定するまではメニューの変更やキャンセルも自由だったので活用しない手はないと思います。私たちもとりあえずいくつか予約をとっておき、都合に合わせてキャンセルや時間変更をしながらスムーズに食事や休憩をとることができました。
モバイル・オーダーの対象店舗で食事をとるのであれば必ず利用することをオススメします!!

5.まとめ

今回のディズニーランド旅行では、DASやプライオリティ・シーティング、モバイル・オーダーなどを活用し、体力を温存しながら家族全員で楽しい1日を過ごすことができました。指定難病を持つ夫も1日を通して体調を崩すことなく満喫できたのは、事前準備とサポートサービスの充実のおかげです。

ディズニーリゾートは、誰でも楽しめるように多くのサポートを提供しています。体調や障がいに不安を抱えている方でも、事前の工夫と適切なサービスの利用で、思い出に残る時間を過ごせます。ぜひDASやその他のサポートを活用し、素敵な旅を楽しんでください!

2日目に訪れたディズニーシーについてはこちら


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