指定難病の家族でも楽しめるディズニーシーは広大な敷地と美しい海の景色が魅力的なテーマパークです。ディズニーランドとは一味違った冒険の世界を満喫できる一方で、歩く距離が長く、体力の消耗が激しいという課題も感じられました。
私たち家族は、指定難病を持つ夫と3人の子どもを連れて1日を過ごしましたが、新エリア「ファンタジー・スプリングス」を楽しむために早朝から並んだ結果、午後には体調を崩してしまいました。この記事では、体力を温存しながら効率よく楽しむための工夫や、DASやモバイルオーダーなどのサポートを活用した体験談を詳しくご紹介します。
無理なく素敵な思い出を作るためのヒントとして、次回訪れる方の参考になれば嬉しいです!
ディズニーランドでの体験談は以下記事をご覧ください
1.ランドより体力勝負?ディズニーシーを楽しむための事前計画の必要性
私たちは、前日にディズニーランドを訪れていたのですが、ディズニーシーの方が体力が必要だと感じました。
シーはエリア間を移動する道のりが複雑で、目的のエリアに行くために歩く距離が長くなってしまいました。また、高低差もあるため小さい子供連れや体力のない人にはかなりきついという印象でした。
シーを楽しむためには移動をできる限り少なくするための事前の計画やエリア間を移動できるアトラクションの活用が必要だったと感じました。
2.予想外?!新エリア「ファンタジー・スプリングス」の開園待ちと教訓
DASの活用で休憩を取りながら周ろうと考えていたのですが、新エリアのアトラクションだけは事前にパスを取得しないと乗ることができないことを知りました。子どもたちの「絶対アナ雪に乗りたい!!」という希望を叶えるため、早朝の開園待ちに挑戦しました。
開園の2時間半前から並び、初めはレジャーシートに座っていたものの2時間前からはキャストが立った状態での開園待ちを呼びかけ始めました。これにより、長時間立ったままでの待機となりました。これが私たち家族にはかなり辛いものでした。
なんとか開園待ちを終え、目当てのパスを取得したものの、体力を奪われ私自身が午後から体調を崩すという結果を招いてしまいました。
この経験から無理のない計画の大切さと体調管理の重要さを感じました。次回は体調を優先して1日元気に楽しめる計画を立てるつもりです。
3.DASの活用で体力温存!指定難病の家族がパークを楽しむためのヒント
DASの活用で体力を温存!
長時間列で待つことが難しいゲスト向けのサポートサービスである、DAS(ディスアビリティ・アクセス・サービス)を今回も活用し、効率よくアトラクションを楽しみました。DASの詳細な登録方法や利用手順については、前回の記事で詳しく説明していますので、ぜひご参照ください。
初めにトイストーリーマニアでDASの登録を行いました。2日間パークを訪れる場合でも1日ごとに新たに登録をする必要があるので注意してください。

新エリアのアトラクションも事前に取得したスタンバイパスがあれば、DASを使って待ち時間を別の場所で過ごすことができます。私たちが訪れた日はラプンツェルのアトラクションがシステム調整になり、再開後は長い待ち時間になっていたのでDASを活用させてもらい、とても助かりました。残念ながら私は体調不良で乗ることができませんでしたが、家族は大満足してくれました。

シーでモバイルオーダーが便利すぎる!待たずに食事を楽しむ方法
シーでもモバイルオーダーを使うことでスムーズに食事ができました。
利用したのはアラビアンコーストにある「カスバ・フードコート」。移動距離をなるべく少なくするために、次に利用するアトラクションの近くのレストランで食事をしました。
今回は新エリアのアトラクション利用などで予定が定まらず、レストランが混雑する12時過ぎの食事となってしまいました。
予約時間にレストランを訪れると、外には長蛇の列ができていました。しかし、モバイルオーダーをしてあったおかげで、その列には並ぶ必要がなく、すぐに入店することができました。
「フードコート」という名前通り、席の確保は各自行うスタイル。満席だったため少し時間がかかりましたが、オーダーした料理を受け取る時間までには席も確保でき、落ち着いて食事をとることができました。

混雑する時間帯でもほとんど待つことなく食事ができたことで、モバイルオーダーの素晴らしさを改めて感じました。
また、レストランの前には入店待ちの行列ができていても、モバイルオーダーの枠は空いているということもあり、モバイルオーダーがあまり周知されていないことを感じました。パークの様々なサービスや仕組みについて事前に知っておくことが、快適に楽しむことにつながると実感しました。
シーはランドよりも多くのお店でモバイルオーダーが利用できるのでぜひ活用してもらいたいです!!
歩き疲れたらここへ!ディズニーシーの休憩スポット事情
ランドと異なり、ディズニーシーは敷地が広く、エリア間の移動が長いため、DASを利用する際もアトラクション近くで休憩スポットを探す工夫が必要でした。
しかし、私たちは事前に休憩スポットについて十分に把握していませんでした。特にランドと比べて、目につくベンチが少ない印象があり、立ちながら休憩をするも場面もありました。
また、私自身が体調を崩したときは、すぐに座れる場所がないことで辛い思いをしました。
そんな中でも、「マーメイドラグーン」の屋内エリアは休憩場所としてとてもおすすめです。このエリアでは、天候に左右されずに快適に過ごすことができます。子どもたちは「アリエルのプレイグラウンド」で元気に遊び、その間に私たち親は近くで座って体力を回復することができました。また、広いお土産屋さんも併設されているので、休憩がてら買い物を楽しむこともでき、一息つける貴重な時間となりました。

マーメイドラグーンは、ディズニーシーを訪れるご家族にとってぜひ活用してほしい休憩スポットです。
特定医療費受給者証で近場駐車場を活用!家族全員が助かった体験談
今回、私たちは特定医療費受給者証を提示することで、ディズニーシーの近くに車を停めさせてもらいました。専用スペースは予想以上にたくさん確保されており、空いている場所もありました。そのため、「症状があまり重くないから」と遠慮してしまうのではなく、少しでも体調に不安がある場合は安心して活用させてもらうべきだと思いました。
今回は、思いがけず私自身がその恩恵を受けることとなりました。早朝からの開園待ちや広い敷地の移動で体調を崩し、移動で歩くことすら辛い時、近くに車が停めてあり、そこで休憩できたことが本当にありがたかったです。
この経験から、指定難病の受給者がいる家族にとって、このサービスが「その家族全員の安心と安全を支える仕組み」であることを強く実感しました。体調を気遣いながら楽しく過ごすためには、こうしたサポートを遠慮せず活用することが大切だと感じます。
4.次回はこう楽しむ!ディズニー旅行をさらに快適にするための反省点
今回の旅行では、特定医療費受給者証やDAS、モバイルオーダーなどを活用してディズニーランドとディズニーシーを楽しむことができました。
ディズニーには指定難病を抱えた人たちが楽しめるためのサービスがとても充実しています。それらを活用するには事前の情報収集や計画はとても大切だと感じました。
しかし、それ以上に体調管理の重要性を痛感する旅でもありました。
次回は以下のことを優先したいと思います。
・体調を整えるために十分な睡眠を確保する
・早朝から無理をせず、ゆったりとしたスケジュールをたてる
無理のない計画を心がけることで、次回はさらに充実した旅を楽しみたいと思います。
体調に不安があっても、DASやモバイルオーダーなどのサポートを活用すれば、無理なく楽しめるのがディズニーシーの魅力です。ぜひこの記事を参考に、家族で素敵な思い出を作ってくださいね!

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